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決意と行動 -Borderline えびP

『KAKU-tail 6 1st Night-E』のなかの、えびPの作品 『Borderline』。


いやいや、まだまだ引っ張っております。どんだけ引っ張れば気が済むんだ!というお叱りを受けるのは覚悟の上で、もうちょっとだけ語らせてくだしあ。それほどこの動画は重要だと思うのです。

このエントリはガルシアPの下記のエントリとの"ブログのフェス"として相互にリンクしております。是非合わせてお読みいただければと思います。超精密なエントリでうぎっておりますw
覚悟と渇望 -Borderline えびP

また前編があります。合わせてお読みいただければと思います。
境界線 -Borderline えびP
先のエントリーで、この動画は大震災とそれに引き続く原発事故という破局のなかで、われわれが自ら境界線を引き、分断し、憎しみ、攻撃しあうことで、われわれ自身を危機に陥れていることを告発する動画なのだという趣旨の話を書きました。

この動画の主人公は春香です。というか春香にみえます。でも、本当にそうなのでしょうか?

このことをえびPの他の動画と比較することで考えたいと思います。







いずれの動画も比較的類似の構造を持ちます。

"Livin' on the edge"は千早が、"Verge"は律子が、"More is enough"は竜宮小町が、いずれも破局ないしは危機的状況に陥ったとき、どのように決意し、行動したかを描く動画です。アイドル達の主観世界が基本構造をなし、視聴者はアイドル達に感情移入することで、その世界観を味わうことになります。

しかしながら、今回の動画は比較的類似の構造を持ちつつも、大きく異なる部分があります。

この動画は、同じように破局を描きつつも、基本構造は春香の主観にはありません。春香は俯瞰的立場にいて、この破局に関して何らの意見も感情も持ちません。そして、

境界線を乗り越える
境界線を軽やかに乗り越え、

そして自らそれを断ち切る
境界線を自ら断ち切ります。

この世界は誰の世界かというと、われわれ視聴者の世界です。われわれが生きる主観世界、現実世界なのです。復興は遅々として進まず、原発事故は収拾のめどが立たず、われわれ自身がわれわれ自身を分断し、攻撃し、破滅していく、そういう世界です。

その世界に、春香は俯瞰的立場から、いとも軽やかに、鮮やかに解決策を提示します。そしてこう告げるのです。

「ほら、どう? あなたたちにこれができるかしら? やれる決意はあるかしら?」

と。

そういう意味で彼女は女神的立場にいて、われわれはその僕です。ニコマス風に言えば、愚民と言ってもいいかもしれません。

そう、この動画の主人公はわれわれです。

えびPが長い時間をかけて、試行錯誤を繰り返して、到達した動画は、その切っ先をわれわれに突きつけて、その決意のほどを問うのです。

「お前達に何ができるのか?」

と。

だからわれわれはこの動画を見て慟哭せざるを得ないのです。



君のハートにクー・デ・グラ!  覚悟と渇望 −Borderline えびP

Comment

No:5|勝手ながら。
はじめまして。ガルシアP動画好きの緑丸と申します。

ガルシアPが、そして、広告&的確な評論で定評のある内科部長様がこの動画について記事にされていたので、思わず、拙ブログで紹介してしまいました。
まだはじめたばかりで大して訪問者もいないブログですが、それでも、この動画の持つメッセージが伝わる一助となれば、と思います。

そして、この記事における分析はまさに自分の抱いた印象その通りで、この動画は、同情するのは簡単だけど、じゃあ、実際アンタは動けるの?という、シンプルでいて重い選択を投げ掛けていると捉えています。

これをKAKU-tailというお祭りの場で出してきた、というところに、えびPの気概を感じます。


末筆となりましたが、今後もよろしくお願いします。
No:6|ありがとうございました
緑丸さん、はじめまして。

コメントありがとうございました。

ニコマス界にはすごいブロガーさん達がたくさんいて、自分などよりずっと古くから、たくさんの動画を見てらっしゃいます。ニコマスに関する知識も見識も半端じゃありません。

というわけで、にわかの自分としては、このところはあまり個々の作品について語ることは避けてきたのですが自重できませんでした。

この時期にこういう内容で動画を作ることができるPがいて、それを受け入れることができる観客がいる。ニコマスの世界って本当にすげえなあというのが偽らざる印象です。

おそらく今後とも過疎ブログではあると思いますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

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